「多幸樹 〜レクイエム〜」メーキング

 

この絵を描く、

ずっとずっと以前のコトだけれど。

 

沖縄の斎場御嶽に行く機会があり、

初めて訪れた時。

 

そこは大量のアゲハ蝶が乱舞する不思議な場所だった。

 

何も知らないまま足を踏み入れた私の身体に、

喜んでくれるかの様に

10羽以上のアゲハ蝶が纏わりつき、

まるで服の模様の様に、バッグの模様の様に留り、

他の数羽が導いてくれるかの様に色々な場所を

道案内をしてくれた。

 

あの時から、

南国の蝶は、ただの蝶ではなく

私の中で「魂の化身」となったのだ。

 

斎場御嶽の蝶達。

彼らが私に教えてくれたコト。

 

そして。。。

 

私は、ある時、樹に恋をした。

 

その後、

何度も時をおかずに偶然に目に触れる機会があり、

またその樹は喜界島にいて、

手久津久のがじゅまるという名前だった。

 

だから私は会いにいった。独りで。

 

会いにいって直接響き合ったら、

何かを感じるかもしれない。

 

奇しくも喜界島は真っ白いアゲハ蝶が1年中乱舞する島だった。

そして、がじゅまるは祖霊の集まる樹。

 

その時「レクイエム」という言葉が降りてきた。

絵が完成する前にタイトルがおりてきたのは初めての経験だ。

 

2010年の冬のことだった。

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